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CONTENTS

プロローグ
第一章「爽やかな朝……だったのに」
第二章「楽しい学校生活の問題点は」
第三章「洋菓子専門店の転機」
第四章「台風の夜に」
第五章「家族の笑顔の為に」
エピローグ
あとがき

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IMPRESSIONS

「……違う。大嫌い。巧のこと、大嫌い！大好き！」

表紙の女の子が可愛いと言うことで、アニメ化やマンガ化が決まる前から気になってたんですが、今回アニメ化が決まったと言うことでようやく買ってきました。
あらすじとかそういうのは全然知らなかったんですが、とりあえず１巻だけ読んでみました。
なんと言うか、買ってみてよかったなーと。
表紙買いって意外と成功するもんですね(笑)

主人公は都築巧、高校一年生。
姉と二人暮らし。
表紙の女の子は幼馴染の芹沢文乃、同じく高校一年生。
口癖は「二回死ね」。

物語は巧の姉、乙女から始まります。
洋菓子店「ストレイキャッツ」の店長でありパティシエールの乙女は、何かあると家を飛び出す。
困ってる人を放っておけない性格で、世界の果てまでも急に出て行ってしまう。
そんな乙女がまたもやあるものを拾ってきた。
それは、同い年ぐらいの女の子。
名前は霧谷希。
詳細は全く不明。
これを気に一緒に住むことになり、当然のように同じ学校に通うことになる。
しかしふとしたことから希が文乃の気持ちに気づいてしまい、家を出てしまう。
そんな希を探し出し、連れ戻して…、と言う話です。

表紙をめくってみると、主要キャラのイラストが。
その裏側には、冒頭の告白をしている文乃の姿があります。
イラストはぺこさん。
エロゲの原画を描いてるぐらいの人なので、私みたいに表紙買いする分にはまず成功だと思います(笑)

まずは主人公の巧。
軽いオタクって言う設定はいいのですが、この設定はいるのか？
イラストを見る限り、どう見ても爽やか系の真面目そうな男の子じゃないですか(笑)
どう見てもオタクって感じはしませんね。
そして１巻ながらも、巧の過去に関する重い話がいきなり出てきますね。
希を説得するときに暴露するのですが、いきなり出てきちゃって良かったんでしょうか。

幼馴染の文乃。
イラストからも分かるように、完全なツンデレです。
なんせ口癖が口癖ですし。
でもこの口癖も実は巧のせい。
そして文乃もまた、巧と同じ過去を持つ女の子。
だからこそ希のことが分かるんですね。

巧の姉、都築乙女。
趣味は人助け。
この町で乙女のことを知らない人はいないほど。
パティシエールとしての腕は微妙。
後々、その腕は開花した希に負けそうになるぐらい。

学園理事長の娘、梅ノ森千世。
見た目は小学生。
巧を下僕扱い。
巧たちを無理矢理集めて、サークルを立ち上げたりする。
なんというか、ハルヒみたいな感じです。
でも頼りになるのは間違いなし。

家康とか大吾郎は…別にいいや(何)
いわゆる主人公の悪友ってやつです。

何と言いますか、文乃が可愛いですね。
まだまだ一巻なので当然かもしれませんが。
基本的に言うことややることが気持ちと反対なので、逆に分かりやすいかもしれません。
冒頭の告白なんかはとっさに出てきてしまったんでしょうね。
一巻の最後はこの言葉を否定するところで終わるのですが、まぁ後々色んな女の子とライバルになるわけでしょう。

あと、千世がいまひとつ立場が微妙でしょうか。
ピンチのときに助けてくれるってのはいいのですが、立ち上げたサークルも謎だらけですし。
要するに一人が嫌だってことでしょうかね。
千世もそこまで自分の気持ちを打ち明ける感じではないので、分かりにくいですが。

希は謎しかないので、何とも言えません。
まぁでも、巧や文乃と同じような過去があるってことだけで十分でしょう。

ところどころにある挿絵も可愛いですし、あと気分的なものなんですが、なかなか読みやすい文章だったかなと思います。
もちろん他のラノベも十分読みやすいんですが、なんとなく。
今は７巻まで出てるので、順番に読んでいきたいと思います。
他にもヒロインが出てくるようですしね。
でも今のところは文乃が好きです(何)